• 青き馬、荒野を疾走する - 新しき年の初めに思うことあてもないし先もないこと
• 青き馬、荒野を疾走する - 俺の地図破って捨てるそれもいい俺は俺であること捨てたのだ
• 青き馬、荒野を疾走する - ないもかも崩壊するのか怪しさむき出し形相縄堅く
• 青き馬、荒野を疾走する - 海岸で首輪散歩の親父あり四つん這いで営業笑い
• 青き馬、荒野を疾走する - 新らしき年の初めの空高く雪ふる里は静かなままで
• 青き馬、荒野を疾走する - 夕暮れの居酒屋ならぶ北千住ここでであった親爺はいずこ
• 青き馬、荒野を疾走する - 雪が舞う青森港の桟橋に酩酊親爺の愚痴が散り
• 青き馬、荒野を疾走する - 雪やみし温泉宿の飛び石に椿が落ちる朝のさやけさ
• 青き馬、荒野を疾走する - あれもこれも家父長制度の仕業なり子のないことは罪悪なるか
• 青き馬、荒野を疾走する - 馬奴隷股間突起に刺激され死力を尽くし走り続ける
• 青き馬、荒野を疾走する - 捨てられて話題にもならぬ存在を自覚できず出港する船

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